ポチタは何の悪魔なのか
ポチタは、命、死、生、名前の悪魔
(可能性が少ない勇気、希望)
どれでしょう。
それぞれに共通するのは、戦争の際に蔑ろにされるものです。
以前、戦争の悪魔との戦闘で負けそうになった可能性があるポチタ。(漫画より)
戦争が過激になるにつれ、人々は命や生と死に対して恐怖することになります。
それが軽んじられてしまうと、弱体化してしまう。戦争が何よりも大事で、それ以上のものは無い。その場合、命、生、死の悪魔は戦争に負けてしまいます。
そこから、1番簡単なところで言えばその3つの悪魔が近いのではないかと考えました。
名前の悪魔は、名前のない怪物という歌から連想されました。
名前が無いことに対する恐れです。
名付けるという行為はその人をその人たらしめる重要な役割であり、分からないものに対する恐怖はどのような世代にも強く蔓延っているものです。
また、戦争が強くなると名前に対しての恐怖は薄れやすくなります。名前の無い存在であることの恐怖よりも戦争への恐怖が勝ってしまうためです。
それをふまえると、名前をつけることでどのような存在にでもなれるという悪魔なのではないでしょうか。チェーンソーの悪魔しかり。
現在更新されている描写に、どのようなものを加えていくのか。ながやまこはるさんの、漫画ひとつひとつがとても楽しみでたまりません。